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ジョルジュ・サンドの存在

ショパンがジョルジュ・サンドに出会ったのはダグー伯爵夫人のサロンだった。
作家としてのペンネームのみならず、身なりまで男装し葉巻を咥える
サンドの姿に対してショパンが抱いた第一印象はもちろんいいものではない。
思わず顔をしかめて「あれで本当に女か」と言い捨てたのも無理はないかもしれないが
そんな二人が約10年にわたり恋愛関係となるのだから男と女はまったく・・・・・・ねえ。

物静かで控えめなショパンと6歳年上で奇抜なジョルジュ・サンド。
全く正反対の性格の二人の噂が
当時のパリ社交界の格好のゴシップにならないわけがない。




余談だが、ダグー伯爵夫人とフランツ・リストが
不倫関係にあったことは有名な話。
そのリストはかつてジョルジュ・サンドとも恋愛関係にあった。
もちろん(?)サンドも当時すでに既婚である。
そんな女性を自分のサロンに招待するダグー伯爵夫人も懐が深いというか
一方のリストも鷹揚というか・・・。(^^;)
サンドのほうも堂々と出かけていくのだからすごい。
















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今年に入ってショパンに関する本をいくつか読んだが
そこであらためてジョルジュ・サンドという女性を知ることとなった。
これまで先鋭的なイメージが先行してしまっていたが
実際は深い母性を持ち合わせた女性だったようである。
元来ショパンは身体が弱かったことで知られているが
そんなショパンを自分の三番目の子と言い表し、普段の生活はもちろん
看病や療養先でのピアノの手配まで甲斐甲斐しく面倒を見ていた。


サンドは本来の夫との間に一男一女をもうけ、夫と別居しても子供達は自らが引き取った。
だが、ショパンと一緒に暮らすようになっても息子モーリスはショパンを受け入れず
娘ソランジュは成長とともに女性としての存在感を示し
なんだかもう、彼女の頭痛の種はいろいろと尽きなかったようである。
特にソランジュは、息子を溺愛する母親の自分へのあからさまな差別を感じ取り
反発することも多かったらしい。
そのソランジュが後にショパンとサンドの破局のきっかけをもたらすこととなる。








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しかしショパンはサンドと別れてもソランジュに対し
母親と和解するよう優しく諭している。
自分は死期の近い病床で孤独の中にいながら彼女たちの関係を憂い
サンドについても周囲に多くを語らず、どこまでも紳士的だった。
そんなショパン自身の胸の内はどのような思いが隠されていたのだろう。

結局それは文字どおり墓場まで持っていってしまった。



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misha

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彼らの生き様に触れ己れを振り返り
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